トイレトレーニングやムダ吠え、イタズラなどの問題行動に困られてからトレーニングを始められる飼い主さんがほとんどですが、犬が覚えてしまうと困ることは予防し、飼い主さんと犬との関係作りがしっかりしたものであれば問題行動は起きにくくなります。
問題行動には予防が第一!
予防1
特にイタズラや盗み食いなどは1度でも犬が成功して味をしめたり楽しいと思ってしまうと「またやりたい」と常にイタズラができないか食べ物の匂いがしたら取れないかなと考えてしまうようになります。
犬がいつもいる部屋は犬が届く範囲にイタズラできる物がないか確認して家具や噛んでほしくない物にはビターアップルなどスプレーしておくと予防できます。
キッチンや入ってほしくない場所には柵をしましょう。
予防2
トイレの失敗やお家で外を通る人や物音に吠えてしまう場合も回数を重ねれば重ねるほどその行動が犬に定着してしまい、困られるほどひどくなってから直すのはとても大変です。
トイレは犬を家族に迎え入れられたその日から計画的に失敗させないように教えていきましょう。
お家で物音に吠えたり、散歩で他犬を見て吠えてしまう場合も自分が追い払っていると犬が思いどんどん悪化するケースが多いので「怖がっているからいつか慣れてくれるだろう」と放置せず、しつけ教室や専門家に相談されることをお勧めします。
飼い主さんとの関係作り
食事、お散歩や遊びは犬との大切なコミュニケーションですが愛犬とのよい関係を築くためにも気を付けてもらいたいポイントがあります。
食事
犬の食事はしつけの立場から見てもとても大切な時間です。
食事の際は犬に、飼い主さんは自分にとって命の糧である食事を与えてくれる存在であるということをきちんと印象付けます。
そのため、犬に催促されるままに食事を与えるのではなく「オスワリ」などの号令に従ったら与えるようにします。
食に関するすべてを管理しているのは飼い主さんと印象付けるためにも、食べ残していても一定の時間がきたら片付けて、犬が欲しがるからと無条件にはあげないようにしていきましょう。
散歩や遊び
お散歩も犬との遊びも興奮するおもちゃも楽しいことが始まるかどうかは飼い主さん次第と犬に感じさせることが大切です。
食事同様、犬に催促されるままおもちゃを与えたり、散歩で行きたがっているからと、犬の行きたいところばかりに行ってしまうと「楽しいお散歩やおもちゃに飼い主さんは関係ない」と思うようになります。
興奮するほど大好きなおもちゃは一人遊びさせないようにして楽しい散歩も犬との遊びも飼い主さんに主導権があると思ってくれるようにしていきましょう。
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。