しつけ・トレーニング

飼い主が最初にぶつかる問題!トイレトレーニングの基本

image073
トイレのしつけは子犬を飼い始めた飼い主さんなら誰もが最初にぶつかる問題であり、「トイレをなかなか覚えてくれない・・・」と、悩まれている飼い主さんもたくさんおられます。
犬がトイレの失敗をしないように計画的にトイレトレーニングしていきましょう!!

トイレトレーニングの基本

犬にとって決められた場所で排泄しなければいけないということを理解するのは難しく、生理現象である排泄を叱られるととてもストレスを感じるものです。

犬がトイレを覚えないからと叱らないように、1日も早く覚えてもらうためにも犬をよく観察することが大切です。

分かりやすい場所にトイレを置き、犬が失敗しないように行動範囲を決めましょう。

トイレは飼い主さんと犬が一番長い間過ごすリビングなどに置きましょう。
そして、トイレを覚えるまで犬が自由に動き回れるのはこの部屋だけにします。
離れた場所に行ってしまい、犬を観察できず失敗するのを防ぐためです。

犬を見ておけない時はサークルなどを利用して、その中にペットシーツを敷いておいても良いでしょう。

ペットシーツ

犬をよく観察する

犬がくんくんニオイを嗅いで部屋の隅っこに行ったり、くるくる回りながらお尻を床にくっつけるような格好をしたら「まって!」と声をかけ、素早くトイレに連れて行ってやさしく排泄を促します。
その時、抱いて連れて行くより自分で歩いてトイレまで行くように誘導したほうが自分からトイレに行くことを早く覚えてくれます。

叱られたと誤解して犬が排泄をやめてしまわないようにさりげなくトイレに誘導し、上手にトイレで排泄できたら褒めて好物のおやつをあげましょう。

犬の排泄のタイミングを見計らってトイレに連れて行きましょう。

目を覚ました時や食事や水を飲んだあと、元気いっぱい遊んだあとなどは犬が特に排泄する時です。

また、お出かけや散歩から帰ったあと、他の部屋から戻ってきた時などにする場合もあります。

生後2ヶ月ぐらいの子犬であれば昼間は1時間おきぐらいに排泄しますので、タイミングを見計らってトイレに連れていき、失敗させないようにしましょう。

間違った場所で排泄してしまったら

犬が間違った場所で排泄してしまったら、それは犬の失敗ではなく飼い主さんのミスです。
きちんと観察してなかったことや、タイミングを外したことを反省し、犬には何も言わず片付けて下さい。

特に、ニオイが残っているとそこにまた排泄する可能性があるのでニオイはしっかり消すようにします。

繰り返し同じ場所で失敗する場合、ニオイが残ってしまっているか、「この場所はトイレ!!」と犬が思ってしまっていることがあるので、その場所にトイレを置いてしまうのも一つの手です。
しょんぼりいわて

何度もタイミングを外して失敗してしまい、トイレをなかなか覚えてくれない場合

絶対に失敗しない方法が1つだけあります。
それは、犬の行動する範囲全てをトイレにしてしまうことです。

犬を置いておく場所を柵やサークルで決めたら、その全てにペットシーツを敷きます。

最初は犬の動き回れる範囲全てがトイレですが、そのうち犬が好んで排泄する場所をトイレと決めてその場所にした時だけ褒めて好物をあげます。
違う場所でトイレをした時には何も言わずに片付けます
他の場所でトイレをしなくなってきたら、少しずつペットシーツを敷く範囲を狭くして最終的にトイレと決めた場所だけにします。

間違ったトイレトレーニング

トイレ以外の場所で犬が排泄してしまった時その場所に鼻をくっつけニオイを嗅がせて叱る

昔からよく言われてきたこの方法で、多くの人が失敗しています。
この方法では多くの犬が排泄そのものを叱られたのだと勘違いし、飼い主さんの目の届かないソファの後ろなどでコソコソと排泄するようになってしまいます。

そして、飼い主さんの見ている間は叱られることを恐れて排泄を我慢するようになってしまいます。

トイレ以外の場所で排泄したときすぐにトイレに連れていき「おしっこはここでしないさい!」と説教する

飼い主さんの感情としては分かりますが、トイレをお仕置きの場所と思うようになり、怖い場所嫌な印象のある場所で犬は排泄しないので、ますますトイレを覚えなくなります。

トイレトレーニングは観察と計画性です。
子犬の場合は家に迎え入れられた時から成犬で、トイレをまだ覚えていない場合には、一からトイレトレーニングをやり直す気持ちで根気よく教えて行きましょう!

愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修

株式会社帝塚山ハウンドカム
代表取締役 川瀬 隆庸

  • 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
  • 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
  • ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
  • 小動物栄養管理士認定
  • D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
  • 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
  • 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了

愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。

関連記事

  1. 犬と遊ぼう!犬に遊びをさせる目的と遊び方
  2. 健康体に育ってほしい! 離乳食(期)から成長期の子犬におすすめし…
  3. インターホンで吠えることが習慣化してしまった愛犬。吠える原因と対…
  4. 【獣医師が解説】ペットとの生活編: テーマ「ペットの車酔い」
  5. 愛犬のしつけ初級編 vol.4 愛犬のご褒美を正しく理解する
  6. 【獣医師が解説】ペットとの生活編: テーマ「ペットが失明したら……
  7. 愛犬同志の仲間意識にも注意が必要?
  8. 【獣医師が解説】ペットとの生活編:テーマ「愛犬の咬傷事故にご注意…
愛犬用新鮮生馬肉

新着記事

獣医師が解説

食事の記事

帝塚山ハウンドカムASHU
老犬馬肉
PAGE TOP