冬は愛犬達にとって、高カロリーが必要な季節!
恒温動物※である犬や猫、人間は、気温が低下すると体温の低下を防ぐために、体のエネルギーを多く燃やして一定の体温を保ちます。(※恒温動物→一定の体温を保持して生命を維持する)
もともと、38度前後と人間より体温が高い愛犬達は、気温が低下するとより激しくエネルギーを燃焼させる必要があります。
室内飼育の愛犬・愛猫達は暖房完備の生活が多いため、さほど大差はないかもしれませんが、屋外飼育の場合、冬と夏とでは必要エネルギー(カロリー)が2~3倍ほど違う場合もあります。
加えて、冬は寒さをしのぐために脂肪を蓄えようとする為、秋~冬にかけて、食欲が旺盛になる傾向にあります。季節の変化に合わせて、食事内容や食事量を変えて、冬はタンパク質・脂肪の増量をしてあげるといいと思います。
ダイエットするなら、冬がチャンス♪
逆に考えると、冬はダイエットしやすい季節ともいえます。
トレーナーの先生によると、訓練所の愛犬達は、寒さが厳しくなってくると、普通に生活しているだけで、どんどん痩せてしまうそうです。
食事量を2~3倍増やしてあげて、薄手のシャツでもいいので、洋服を着せてあげて、ようやく体重が保てるとのこと。
それほど体温維持の為にエネルギーを燃焼しているということです。愛犬のダイエットに苦戦している場合、冬がチャンスともいえます。
良質な動物性脂肪・タンパク質でイキイキ冬ライフ♪
ただ、カロリーが高いからエネルギーになるというわけではありません。カロリーとは食べ物自体の熱量の事で実際には、体内に入った時にどれだけエネルギーに転換できるかが大切です。
それには、酵素やビタミンB群、クロムに代表されるミネラルが必ず関わってくるのですが、そのような栄養素が含まれた食べ物を与えてあげると、体に負担をかけずにスムーズなエネルギー転換ができます。
そんな寒い季節にお勧めなのが、動物性脂肪・タンパク質を含むトッピングや食事です。
犬にとって脂肪は大変重要で大切な栄養素です。人間とは違ってエネルギー源として最初に利用される、体に優しい第一エネルギー源が動物性脂肪です。
「生肉」や「フィッシュオイル」、「ヤギミルク」などをうまく利用して、愛犬の健康的な冬対策をしてあげてください。
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。