愛犬の食事についてのご相談で多いのが、偏食についてです。
フードジプシー状態に陥ってしまっている方も多く、愛犬に食べさせることに悩んでしまっておられます。
目次
「フードを食べない」愛犬の偏食理由を知る。
食べないとどうしても不安で、おやつや、パンや、イモなど、とにかく食べてくれるものをあげてしまい、ますますドッグフードを食べなくなるといった、悪循環が生まれます。
ジャーキーやおやつは食べるかもしれませんが、栄養バランスは整っていません。
あくまでも嗜好品です。
長期の健康維持には、栄養バランスのいい主食を大切にしなければいけません。
食べない理由を知る
- 消化機能が弱く、体質的に食が細い
- 運動不足、ストレスぎみ
- 季節や気温に順応している
- ホルモンバランス
- 加齢によるもの
- 主食以外の食べ物を食べすぎている
- 味の濃い食べ物、化学的な匂いつけや添加物を食べ過ぎている
などなどです。
食欲のムラは、普通
本来、犬は、食にムラがあるのが普通です。
夏は消費エネルギーが減るので食事量も減り、冬は消費エネルギーが増えるので食事量が増えます。
又、ホルモンバランスにも左右され、女の子なら年に1~2回のヒート前後は食欲が減り男の子なら、ヒート中の女の子が近くにいると食欲は減退します。そのように年に何度かの波を繰り返すことで、適正体重を保ち、健康維持を図っています。
年中同じ量を食べるのが健康的とはいえません。
本来は、季節や体調により、食事量は変化しますし、高齢になるにつれ、食事量は減ってきます。季節や体調を見ながら、食事量は調整してあげてください。
必要食事量は、
- 性格
- 運動量
- 環境
にも影響されます。
活発な性格の子、臆病で警戒心の強い子、おっとりして動じない子。
性格の違いは、消費エネルギー量にも影響しますので、食事量も違ってきます。
又、元々、消化機能があまり強くない子に、無理やりたくさん食べさせても、逆に消化不良を起こすだけです。
食事は量ではなく、質を大切にしてください。
栄養バランス、酵素や乳酸菌など自然な食べ物に含まれる大切な栄養が含まれているかなど、食べたものを、しっかり消化、分解、吸収、代謝できる自然な食べ物であれば、少量でも、愛犬にとっての適正量であれば問題ありません。
- 毛艶
- 元気さ、活発さ
- しっかりした筋肉や足腰や、目の輝き
を見て、愛犬の適正量を判断してあげてください。
食べないシーン別、対処法
フード切り替えで食べない場合
フードの切り替えで食べない場合は、匂いを嫌がっているかもしれません。
もう一度、今まで食べていたフードをメインに戻し、切り替えのフードを1~5粒混ぜて、匂いに気づかれないようにして少しずつ切り替えてください。
食べていたのに食べなくなってきた場合
フードの開封後、2ヶ月以上経過していませんか?フードも食品です。日々、空気に触れることで少しずつ酸化してしまいます。匂いを嗅いでみて、鼻をつく酸化した匂いがしていたら、思い切って新しいフードに変えてあげましょう。
慢性的に偏食で食べない場合
- ジャーキーやパン、イモ、おやつなど、主食以外を見直す。
- 食べなかったら出しっぱなしにせず、下げる。
フードの出しっぱなしは、しつけの面でも、衛生管理の面でもデメリットになります。フードの出しっぱなしは、時間の経過とともに酸化を招きます。
酸化したフードは匂いもツンとして、余計に愛犬は食欲をそそられません。慢性的に酸化したフードの匂いを嗅いでいると、フードに対する印象が悪くなり、拒絶反応を起こします。
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愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。