♪ 雪やこんこ あられやこんこ ♪
これは冬の定番、童謡の『雪』です。
この歌詞の2番に出てくるのが
♪ 犬は喜び庭かけまわり 猫はこたつで丸くなる ♪
そう、猫は寒さに弱くて、犬は寒さに強いということをこの歌詞は伝えているのです。
しかし
「うちの犬は、外へ出るのが苦手なの」
「寒い季節のお散歩は寒いからかわいそう」
と、寒い日の散歩を躊躇する飼い主さんがいるかもしれませんね。
いえいえ、実は本来犬は冬の寒さが好きな生きものなのです。
ところが近年、室内犬として飼育されるようになったせいか、寒い時期のお散歩は避けてしまいがちですよね。
本当のところ、犬は寒さに強いの?
寒い時期でもお散歩はしたほうがいいの?
寒さに負けない体を作る食事ってあるの?
さあ、こんな悩みをお持ちの飼い主さん!
愛犬が寒い時期をどう過ごせばいいのかを、いっしょに考えていきましょう。
犬は寒さが得意!
『雪』の歌詞のように、すべての犬種が寒さに強いとか、雪の日に庭を駆け回っているというわけではありません。
寒さに強い犬もいれば、少々苦手な犬もいるのも確かです。
子犬や病中病後の犬、老犬などにとっては夏の暑さや冬の寒さは堪えるものです。
そのような状態の犬を無理に戸外へ連れ出すのは、かえって体を弱らせてしまう原因になりますから、ここでは健康な犬を対象にお話を進めていきましょう。
さて、昔は外飼いの犬が多かった日本の飼育状況も室内飼育へと大きく変化しました。
そうなると、いくら寒い季節に適応できる素因を持っている犬とはいえ、徐々に寒さに弱い犬を作ってしまっていることは確かです。
犬の分布を調べていると、国立環境研究所のHPに『侵入生物データベース』という項がありました。
【家畜動物.本種は15000年程度前にオオカミを祖先として家畜化されたと考えられている。オオカミはユーラシア大陸・北米に広く自然分布していた。中略】
とあります。
ユーラシア大陸は、世界六大陸のひとつでありヨーロッパからアジアを合わせた世界最大の大陸をいいます。
ユーラシア大陸に含まれる国々を見ると、中華人民共和国、ロシア連邦、インド共和国、大韓民国、アラブ首長国連邦、ドイツ連邦共和国、フランス共和国、ノルウェー王国など100か国以上。
その国々の気候を見ると
・熱帯(平均気温が18度越えで十分な降水がある)
・乾燥帯(十分な降水がなく、最暖月の平均気温が10度を上回る)
・温帯(生活に適し四季がある)
・亜寒帯(冬が寒すぎるといわれシベリアなどが含まれる)
・寒帯(全気候の中で最も気温の低い気候であり、シベリア北部やヒマラヤ山脈にみられる)
また、北米はアメリカ合衆国、カナダ、ジャマイカ、ドミニカ、パナマなどの広域の国々です。
ユーラシア大陸と同じように気候による温度差もあります。
このように広い地域に棲息していたオオカミが、やがて人間と共生していく中で、犬へと進化していき良き働き手として人間のパートナーとなっていくのですが、高温多湿な地域よりも寒い地域に多くの犬が属していることがわかります。
牧羊犬や牧畜犬、使役犬、猟犬などの犬種は、いずれも寒い地域でたくさん活躍しています。
・シェットランドシープドッグの原産は、イギリスの大ブリテン島の遥か北方に浮かぶシェットランド諸島。
・牧羊、牧畜犬として進化したウェルシュコーギーは、イギリスのウェールズ地方が原産。
・犬ゾリで知られるシベリアンハスキーの原産は、北極海に面したシベリア北東部。
・救助犬で有名なセントパーナードは、スイスが原産。
というふうに、人間とともに歩んできた犬たちは、人手の少ない場所や寒い地域で人間とともに暮らしてきたという長い歴史があるのです。
では、寒さに耐えられる犬種にはどのような特徴があるのでしょう。
耐寒の秘訣は被毛にあり!
先の項目で、寒さに強い犬たちをご紹介しましたが、それらに共通している大きな特徴があります。
犬は全身を毛で被われていて、これを「被毛(ひもう)」と言います。
被毛は、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2種類の毛を指します。
犬の被毛の特徴
人は一つの毛穴からは基本的に1本しか生えていないのですが、犬の場合は一つの毛穴から平均して7~15本の毛が生えています。
・オーバーコート(上毛):皮膚を保護する役目 → 比較的しっかりとした太い毛で長い
・アンダーコート(下毛):体温調整をする役目 → 比較的やわらかく密集した毛で短い
オーバーコートとアンダーコートを併せて「ダブルコート(2重構造)」を持つ犬は、寒くなる秋ごろにアンダーコート(下毛)が生えてきて寒さから身を守るために厚着状態になるのです。
なので、このダブルコートを持つ犬種は被毛で体を保温しているので、寒さに強いといえます。
●ダブルコートで長毛種の犬種
・ゴールデンレトリーバー・シェトランドシープドッグ・スピッツ・ポメラニアン・チワワ(ロングコート)
・ダックスフント・キャバリア・ボーダーコリーなど
●ダブルコートで短毛種の犬種
・柴犬・秋田犬・ウェルシュコーギー・シベリアンハスキー・ラブラドールレトリーバー
・フレンチブルドッグ・ジャーマンシェパード・ジャックラッセルテリアなど
●オーバーコートのみ(シングルコート)のひと重の被毛
・プードル・マルチーズ・ヨークシャテリア・パピヨン・スムースダックス・チワワ・グレートハウンドなど
・イタリアングレーハウンドや、ミニチュアピンシャーのような短毛のシングルコートを持つ犬は、皮下脂肪も少ないため寒さには弱い犬種といわれています。
※シングルコートの犬種は、季節による換毛期(被毛の生え換わりの時期)はないのですが、一年をとおして古くなった毛は抜けて新しい毛が生えてきますので、まったく毛が抜けないということではありません。
●被毛の無いヘアレス犬
ヘアレスタイプは、見た目からして被毛は見当たりませんが、中には頭頂部と耳の周りに長い毛が生えていたり、足先としっぽにも短めの飾り毛が生えていたりする犬もいます。
しかし、それ以外の箇所には全く毛が生えていないというのが大きな特徴で、暑さ寒さには弱いです。
被毛ってどんな役割をしているの?
・体温調節
・夏は耐暑、冬は耐寒
・外部からの刺激から体を守る
・紫外線や雨、病原体からの保護
上記の役割の中で注目したいのは、「冬の耐寒」です。
秋は、夏の暑さ対策でスッキリしていた毛(オーバーコート)がその役目を終えて抜け落ち、冬の寒い時期に向けて体を保温するための毛(アンダーコート)が生えるのは、犬にとってはごく自然のことなのです。
ところが、最近では、室内飼育やそれに伴うエアコンなどの温度調整が進んでいますから、一定の室温に保たれる環境下で一年中過ごせるようになりました。
そのため、換毛期の周期の乱れが起こり、ダブルコートの犬種の中には1年をとおして抜け毛が起こる犬種もいます。
毛の生え換わりというのは、犬たちにとってとても大事な自然の営みです。
そして、その健全な被毛のサイクルが行われてこそ、夏の暑さや冬の寒さを乗り越えて行けるのです。
あなたの愛犬の被毛サイクルは、自然ですか?
室内の気温環境は、一年をとおして快適すぎていませんか?
過剰な暖房は犬には不要
健康な犬の場合
部屋飼いの犬はとかく大事にされがちです。
部屋を一定の温度に保ち、加湿器のミストが乾燥を防ぎさらに床暖房やホットカーペット。
おまけにケージの中には、ペット用ヒーター。
これでは常夏状態で戸外へ出る習性をすっかり忘れた犬になってしまいそうです。
というか、ダラーとくたびれてしまいます。
犬は冬の寒さよりも夏の暑さが苦手なのです。
夏の暑さの中、散歩に行くとハァハァと息を切らせてバンティングをして体温調節をしていますね。
食欲が落ちるのも夏の季節です。
犬は夏が苦手な生きものですが、冬になると〝庭を駆け回る″元気なパワーが出てくるのです。
では、実際、寒い時期にはどのような環境づくりが適しているのでしょう。
寒い季節の場合、健康な犬ならば通常は毛布やベッドなどがあれば、それで十分です。
犬は眠るときに体を丸めていますが、それは体の表面積を小さくして体温が奪われるのを防いでいるからです。
私たちも寒い外へ出た瞬間「うぅ~、寒い」とばかりに背を丸めてしまいませんか。
この動作は犬と同じで、体を小さく縮めて体温を逃さないようにしているからなのです。
このように犬は自分で暖を取る方法をちゃんと知っていますから、過剰な暖房は必要ないのです。
シングルコート、超短毛種、ヘアレス犬種の場合
ダブルコートを持つ健康な犬の場合ならば、上記のように自分で暖を取れますが、それが寒さに弱い犬種となるとちょっと話は違います。
そのような場合は、やはり寒さ対策は必要です。
ヘアレス犬などは、ハーネスを着用し体温維持を補助することをお勧めします。
スムースチワワなどは、室内でのハーネスの着用は必要ありませんが、外出するときは着せてあげましょう。
もちろん、室内はエアコンなどで調整してあげたり、ペット用ヒーターを使用したりして愛犬の様子を見ながら寒さ対策をしましょう。
子犬、病中病後、老犬の場合
体温調節が上手にできず代謝や循環機能が低下しやすい犬に関しては、温度調整は常に必要ですね。
そうかと言って汗ばむくらい部屋の温度を高くしたり、加湿器などで過剰な湿度にしたりするとかえって体調を崩すことにもなりかねません。
ゲージに風が入り込まないように囲ってあげることや、毛布の素材を暖かで肌触りのよいものにしてあげるだけでも随分違います。
ペット用ヒーターを使用して温度調節をしてあげることもできます。
さらに、クッション性の高いエアーマットなどもあります。
愛犬の状態や室温の状態に合わせて柔軟に対処することをお勧めします。
さて、室内の環境の次に挙げるのが、寒い時期の散歩についてです。
健康な犬であれば、寒さをもろともせず毎日の散歩を楽しみにしています。
寒いからと躊躇しがちな冬の散歩。
でも、どうして散歩は必要なのでしょう。
犬に散歩が大切なわけ
外の世界を楽しむ
暑い日、寒い日、雨の日、風の日と1年365日の天候は日々違います。
「今日は寒いから散歩は、やめようね」と、飼い主さんがそう愛犬に告げると、ちょっと残念そうな寂しい表情をしませんか?
そう、犬は散歩が大好きなのです。
なぜ?
ひとつには、散歩は部屋の中と違って、広い世界です。
空が頭上に広がり、空気、におい、景色が刺激的。
犬は人の1,000倍から1億倍の嗅覚を持つといわれています。
その得意の嗅覚で外のいろいろなにおいを楽しんでいるのです。
また、犬の聴覚は人の約4倍といわれていて、例えば、私たちが100m先の音が聞こえたとしたら、犬はその4倍の400m先の音を聞き取ることができ「あの音は何だ?」と興味津々に集音しています。
そして、犬の視覚は210度から270度くらいの広い範囲を見ことができ、飼い主さんとは違う風景を捉えて観察しているのです。
このように感覚機能をフルに活かして、外の世界を楽しんでいる犬たちを家の中で一日中過ごすことは、実になんと退屈なことでしょう。
さあ、愛犬と散歩に出てみましょう!
コミュニケーションを楽しむ
愛犬は飼い主さんとの散歩をとても楽しいものとして捉えています。
また、散歩の途中で出会う他の犬たちにも興味を示し、相手を確かめるようにお尻の匂いを嗅ぎ合って挨拶をします。
犬にとって散歩の時間は、飼い主さんや他の犬とのコミュニケーションが持てる大切な時間だといえますね。
体を鍛える適度な運動
そして、忘れてはいけないのが散歩をすることによって、愛犬の健康づくりができるということです。
・筋力増加
歩く動作を続けていると運動量も増えて筋肉量も増えます。
平坦な散歩道にプラスして坂道を加えてみるとさらに効果的です。
ちょっと小走りに歩いてみたり走ったりと、愛犬の様子を見ながら運動量を加減しましょう。
・肥満解消
家の中だけでの生活では、食べては寝て、寝ては食べての習慣から摂取カロリーと消費カロリーのバランスに差が出てきます。
その結果、積もり積もった脂肪が体重増加につながり肥満体型に……そうなると、愛犬も動くのが億劫になり外へ行こうと誘っても嫌がるばかりです。
そうならないためにも、散歩は実に有効な運動といえるでしょう。
・免疫力アップ
筋肉量は体温と比例しているといわれます。
筋肉をつけることで体温が上がり基礎代謝もあがります。
毎日の散歩をとおして歩くという運動は、免疫力を高め健康な体づくりに役立つのです。
・ホルモンバランスの維持
室内で過ごしてばかりいると、日光浴をする機会も減ります。
室内にたっぷりの太陽光が入るお部屋だから大丈夫という環境の犬もいるかもしれませんが、太陽の光、体にまとう風、空気の匂いなどを体に十分取り入れることができるのは、やはり戸外です。
太陽光によって合成されたビタミンDはカルシウムの吸収に欠かせないのです。
日光浴をすると成長ホルモンやセロトニンというホルモンが活発になるのですが、このホルモンのバランスが崩れると自律神経が乱れてしまいます。
これは、犬も人間も同じです。
愛犬との散歩は、犬ばかりだけではなくて私たち人にもとても大切な時間なのです。
どうですか。
散歩がなぜ必要なのかわかっていただけましたか。
冬は確かに寒くて外へ出るのは、飼い主さんにとっては辛い時期でもあります。
しかし、愛犬との散歩をとおして飼い主さん自身に体力が付いて、気づけば風邪を引かなくなったということも話も聞きます。
さあ、愛犬とあなたの健康維持のためにも、ぜひとも冬の寒さにめげずにいっしょに散歩に出かけましょう!
食事の力で寒さ対策
室内の気温環境づくりを整えることや運動で体を鍛えて代謝や免疫力を高める以外に、寒さに強くなる方法には、もうひとつ大切なことがあります。
それが、「食事」です。
散歩のところで記した「免疫力を高める」とか、「ホルモンバランスを保つ」などには、運動プラスアルファ―の
食事が大きな鍵を握っています。
では、どのような食事を与えることが愛犬にとってもっとも良いのでしょう。
免疫力アップの食事
免疫力が上がると体に良い兆しがあらわれますが、では「下がる」とどうなるのでしょう。
まず、抵抗力の低下から病気にかかりやすくなります。
ウィルス感染、皮膚炎、アレルギーの発症などを招きます。
愛犬に毎日与える食事は、栄養のバランスの摂れた腸内環境を整えるような食材を選んであげることが大切です。
そこで、愛犬にぜひ与えてあげたいのが良質のタンパク質や脂肪を含む食べものです。
「脂肪」と聞くと、愛犬が太ってしまうのではと思われがちですが、実は、恒温動物である犬は気温が下がると体温の低下を防ぐために体のエネルギーを多く燃やして一定の体温を保とうとします。
体温が38度前後ある犬は、気温が下がるとより激しくエネルギーを燃焼する必要があります。
エネルギーを燃焼するということは消費カロリーが多いということですから、冬場はタンパク質や脂肪の多い食事を摂ることで体温維持がしやすくなるのです。
このことは夏の暑さで落ちていた食欲が、寒くなれば増進することからもわかりますね。
このようなことから寒い季節には、良質のタンパク質や脂肪を与えてあげることでうまく体温調節をして免疫力をアップさせることが必要です。
タンパク質をしっかり摂取することでたくさんの種類の酵素を補給することができ、消化を助けてくれます。
余分な脂肪を燃焼させ筋肉を作るためも、タンパク質の力は必要なのです。
消化吸収の良い食べ物
食べものに含まれるタンパク質や脂肪、ビタミン、ミネラルなどの栄養分を消化吸収できてこそ、免疫力の高い体作りに役立ちます。
食べたものをエネルギーに換えたり各組織に利用したりするには消化力がないとできないのです。
消化の良い食事には、酵素や乳酸菌や善玉菌などが豊富に含まれています。
しかし、残念なことにこれらは熱加工されるとその栄養素が失われてしまうという弱点を持っているのです。
また、炭水化物中心の食事は、低カロリーですがエネルギー源としては質が悪いといえます。
ドライフードの原材料を見ると、炭水化物の割合が多く素材はすべて熱加工されています。
では、良質のタンパク質や脂肪、消化の良い食べ物に匹敵するようなものはあるのでしょうか。
「生」で冬の寒さに負けないワン!
《生肉》
さて、そこで登場するのが、「生肉」です。
【生肉の特徴】
●消化吸収に必要なエネルギーを摂取することができる
●消化時間が穀物などと比べると、4分の1の速さで吸収されるので体への負担が少なくてすむ
●ビタミン・ミネラル・タンパク質・酵素を豊富に含む
●高タンパク・低カロリー・低脂質
●本能的に食いつきやすい
生肉には豊富な酵素が含まれていて、消化がよくエネルギー源となります。
先に述べた免疫力をアップするために必要な要素を十分に含んでいる食べものといえます。
体に良いものを摂取していると、それが被毛の毛艶にも発揮されてきます。
いつも与えているドッグフードや手づくり食に取り入れてみるのはどうでしょう。
生肉の分量を差し引いた分のドッグフードや手作り食材を与えてあげれば、食べ過ぎにはなりません。
(※冬場は保存している冷蔵庫や冷凍庫から出してすぐに与えるといのは、お腹が冷えてしまうので、常温に戻して与えましょう。)
≪生食ローフード≫
ドライフードのように生で総合栄養食があればという飼い主さんには「生食ローフード」がおすすめです。
【生食ローフードの特徴】
●生肉を中心に生贓物、生骨、発酵野菜や果物を原材料とした栄養バランスの整った総合栄養食
●熱加工されていない生の食材を用いているため栄養が損なわれない
良質な動物性脂肪は、犬の食欲を刺激しいちばんのエネルギー源です。
酵素たっぷりの生肉は消化にすぐれ栄養をしっかりと吸収できます。
上記の≪生肉≫で取り上げた特徴に加えて発酵野菜や果物、カルシウムもたっぷり摂れます。
肉食動物は、狩りをする際には獲物の肉や骨はもちろんのこと内臓までもしっかりと食べ、食物繊維や炭水化物をそこから摂取するのです。
生食ローフードは生贓物や生骨すべてが含まれた総合栄養食といえるでしょう。
また、生肉や生食ローフードは、離乳期から老年期に至るあらゆるライフステージの犬に大変適しています。
散歩に行けない子犬、病中病後の犬、老犬などにはとくに消化吸収の優れた食べものを与えてあげて、少しでも代謝を良くしてあげましょう。
まとめ
寒い時期の過ごし方は、室温環境、散歩をとおした運動、消化吸収の良い食事が大切だということがわかっていただけたでしょうか。
寒いとついつい快適な室内で過ごしがちになってしまいますが、犬は外が大好きな生きものです。
そして、さらに億劫になってしまいがちな散歩ですが、冬の合間の小春日和をうまく利用して、散歩時間を延ばしたり、コースを変えてみたりと愛犬をリフレッシュさせてあげましょう。
そして、免疫力をアップさせる重要な役目に消化吸収の良いタンパク質や脂質、そして酵素たっぷりの食事が決めてでしたね。
これらのバランスを保ちながら、この寒い時期を愛犬とともに乗り切っていきましょう。
対策アイテム
生肉
豊富な乳酸菌や酵素類が含まれていおり、また消化吸収性に優れたタンパク質のためお腹に優しい食材です。
生食・ローフード
ドライフードの代わりとなる生の総合栄養食です。
ホリスティッククッキング
生食を食べるのと同じくらい新鮮な国産ドッグフード。
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。