肥満とカロリーの関係
カロリーが高い食べ物を食べていると肥満するとは必ずしも言えません。
カロリーとは食べ物自体の熱量の事で、ワンちゃんの体内に入った時にどれだけエネルギーに転換できるかが本当は大切であると考えています。
つまり、食べた物をエネルギーに転換するためには酵素やビタミンB群、クロムに代表されるミネラルが必ず関わってくるようですが、それらを含んだ食べ物であればお腹いっぱい食べてもなかなか肥満しないという事になります。
酵素やビタミンB群は48度の熱を加えると死んでしまうので、加熱処置された食べ物を食べていると肥満しやすくなります。
反対に、「生食」を食べているとエネルギー転換が良く、少々食べ過ぎても肥満に結びつく事はありません。
野生の動物に肥満動物がいないのはそのためです。
肥満でお困りの方はぜひ1~2ヶ月間、非加熱の生食を試してみて下さい。
脂肪が落ちて引き締まった体に変身します。
オススメのダイエット食材と方法
- 骨ごと生肉、フルーツ、野菜をフードプロセッサで潰したもの。
穀類や豆類は全粒のものを微粉末にしたもの。
果物に含まれている糖はほとんど果糖で、砂糖のように急激に血糖値を上げることがない。 - 精製した炭水化物(白米やパン)を少なくし、カロリーを持った水を与えない(ミルクやジュース、人工甘味料を避ける)
- 散歩を1日1時間くらい早足で歩く
脂肪を燃焼させるには酵素が必要
運動で体についた脂肪を減らすには、脂肪を燃焼させる酵素が必要です。
酵素がないと脂肪を燃焼させることができません。
その酵素は普段から運動していないワンちゃんは体内酵素が少なく、急に運動しても脂肪を燃やそうにも燃やせません。
いつも運動を続けていると、何ヶ月かで酵素の数が増えてきて、脂肪がどんどん燃えるようになります。
それに加えて、運動を続けていると基礎代謝率※が上がってくる。
※基礎代謝率=完全安静時における酸素吸入と熱放出率
分かりやすく言うと、運動しているとエネルギーの消費も増えてくるということです。
つまり、肥満犬はエネルギーを使わず貯めこむ方向に向かうが、運動していると使う方向に転換されるという事になるのです。
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。