暑い季節になると、愛犬の心配は暑さからくる体調不良。
ではそんな体調不良、いわゆる夏バテとも言われるそれらの対策、しっかり水分補給をしましょう。
目次
水分補給の大切さ
暑い夏には愛犬たちは、ハァハァとパンティングを良くすると思います。
パンティングをすることで、口や舌から水分を蒸発させて、熱を放出し体温を調節しています。
このパンティングが長く続くことで体内の水分は減っていきます。
そうすると水分が摂取することができなかった場合、体内から水分が減ったことで体調不良が起こります。
これが脱水症状と言われるものです。
愛犬に必要な水分量
愛犬達に必要な水分摂取量は1日で体重1kgにつき50mlから60mlを目安といわれています。
10kgの愛犬で大体、500ml~600mlということになり、おおよそペットボトル1本分ぐらいとなります。
しかし、水分は毎日の食事にも水分は含まれていますので、あまり細かく考えずに、目安として覚えておけば大丈夫でしょう。
ただ、できれば愛犬が飲む水の容器にどれぐらいの水が入っているのかを把握しておくと愛犬の体調の変化に気づきやすくなるので便利です。
(容器の形状によっては水が飛び散りすぎて飲んでいる量がわからなくなるので注意)
ちなみに、商品によって違いますが、ドライフードには大体10%前後の水分が含まれており、
缶詰などのウェットフードですと70%~80%ほどになります。
愛犬が水分補給をしやすくしてあげる為に、ウエットフードをあげたり、飲みやすい場所に水を置いてあげる。綺麗な水をこまめに用意してあげる。
事などが大切です。
病気が原因となる場合
脱水症状は夏に多い下痢や嘔吐が続く場合にも起こります。
それでは下痢や嘔吐を引き起こす病気とはどんなものがあるでしょうか?
・膵炎
・感染性腸疾患
・炎症性腸疾患
・アレルギー
・腸閉塞
等々
こうした病気などから下痢や嘔吐が続き脱水症状が起きる場合もあります。
首の後ろなどの皮膚にハリがないと脱水症状を疑って下さい。
脱水症状になったら水を飲ませますがいざという時のために電解質(イオン)やミネラルの入った犬用の経口補水液を用意しておくとよいでしょう。
人間と同じで脱水の時はナトリウムもぶどう糖も必要なのでそれらを脱水の時も予防の時も与えるのもよいかもしれません。
夏バテ
夏バテという言葉は良く聞きますが、実際にはどのような事を指しているのでしょうか?
この夏バテと言う言葉は、医学的な用語ではありません。高温多湿の夏の気候に体がよって起こる体調不良。体がだるい、食欲不振
などを総称して夏バテと言います。
愛犬も私たち人間と同じで夏バテをおこします。
愛犬達の夏バテ症状
・食欲不振
・睡眠がながくなる
・元気がなくなる
・下痢
・嘔吐
等々
私たち人と同じような症状も見られます。
しかし犬は暑さに弱い動物ですので気をつけてあげましょう。
特に注意が必要な犬種は、長毛で北国原産の犬種やパグやブルドッグなどの短頭種と呼ばれる犬種です。
愛犬の夏バテ対策
水分補給の方法
水分補給は暑い季節には大切な事です。常に新鮮はお水を用意してあげましょう。
愛犬の行動範囲が広い場合は2、3ヶ所で水を飲めるようにするのも大事です。
水分をキチンと取らないと脱水症状なども起こしてしまう可能性もあります。
水を飲まない愛犬には、お水にヤギミルクや出汁などでの食事へのトッピングがオススメです。
また、普段ドライフードを与えているなら、水分量が多い、ウェットフードや生肉、ローフードなどにご飯を切り替えてあげるのも一つの手です。
食事に気を配る
私たち人間と同じように、夏バテになってしまうと愛犬たちも食欲がなくなってしまいます。
いつものご飯を食べなくなった場合には、愛犬の好きなものをトッピングで少し加えてあげるなどをして食欲を刺激してあげると良いです。
ただし冬と違って日常の生活でエネルギーを使わない(代謝が下がる)ので太りやすい季節というのも念頭に置いておきましょう。
春秋の食事量を100とするなら夏は80程度、冬は120ぐらいが適量です。
部屋の温度を管理する。エアコン
暑い季節は部屋の温度にも気をつかってあげましょう。
愛犬達が快適に過ごせる温度は大体22度~25度程度と言われています。
愛犬の様子を見ながらお部屋の温度を調節してあげましょう。
ただし、冷えすぎの部屋は外気との温度差の違いで体調を崩したりホルモンのバランスが取れなくなってりします。
25度から27度の設定がおすすめです。
部屋の温度を管理する。その他
エアコン以外の対策では扇風機もよいかもしれません。
愛犬はより涼しいところを好んでいるなら扇風機の前で寝たりします。
また、ひんやりマットなどの冷却グッズもおすすめです。
犬種の違う多頭飼いの場合は暑さにより弱い愛犬へのケアも大切になってきます。
食事に気を配る
私たち人間と同じように、夏バテになってしまうと愛犬たちも食欲がなくなってしまいます。
いつものご飯を食べなくなった場合には、愛犬の好きなものをトッピングで少し加えてあげるなどをして食欲を刺激してあげると良いです。
ただし冬と違って日常の生活でエネルギーを使わないので太りやすい季節というのも念頭に置いておきましょう。
散歩は涼しい時間帯に
日中の散歩は避けましょう。気温が上がっているのもありますが、夏場のアスファルトは非常に熱く愛犬達の足が火傷する危険性があります。
そのため、散歩する時間は、朝の早い時間帯や夕方、日が落ちてから行くのが良いでしょう。
また、できるだけ土や草の多い公園などが良いかもしれません。 短時間で効果的な散歩をするなら坂道を使うのもよいでしょう。
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愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。