「生肉に興味があり、アレルギーがあるのですが、馬肉を購入してみました。ですが、お腹がゆるく、新しく食べるものを与えるとすぐに便がゆるくなってしまいます。与えたいのですが、少し躊躇してしまいます…。」大阪府 K.I様より
プチ断食（ファスティング）と面倒でも少しずつの切り替えをしましょう。
ここ十年くらいでアレルギーや遺伝性の病気やお腹が弱いわんちゃんが大変増加しています。
今の季節であれば、エアコンをいつも使用している家で暮らしているわんちゃんは、室内と外との気温差で自律神経がみだれてしまい（人間も同様）免疫力が下がってしまい、体のあちこちに不調を感じる子も多いです。
アレルギーにもお腹が弱い子にも、おすすめしたいのが「断食（ファスティング）」です。
え？断食なんて可哀そう!!と思われるかもしれませんが、健康な成犬であればファスティングをすれば、体内になる毒素が抜け、自然な治癒力が生まれ体調がよくなります。
今までやっていたフードから生食に切り替える場合は、このファスティングを1日行い（新鮮な水だけはいつでも飲めるようにしておいて下さい）、翌日の食事は規定量の半分の生食フードから始めると生食への切り替えがスムーズにできます。
胃腸のデリケートな子の場合は、生食本来の持つ乳酸菌などの菌類に敏感に反応して、お腹がゆるくなってしまうことが考えられます。そんな子には今までのフードに生食をティースプーン半分くらいから混ぜるところから始めて下さい。
そし時間をかけ、1週間ほど様子を見て問題がなければ、１～2割程度ずつ増やしてあげましょう。
生肉をトッピングとして使用する場合でも、。胃腸のデリケートな子の場合は、ほんの少しずつ増やすようにしていってあげて下さい。
フードを変えたり、食べたことのない新しい食べ物を与えて下痢や血便、嘔吐をする場合、元気があり食欲もある場合はあまり騒ぐ必要はありません。
フードの切り替え時に起こった場合は、水分だけ摂取させ食事は1～2回抜き、切り替える前のフードに戻し、かなり少しずつ新しいフード（生食）を最長3ヶ月程度のなが～い目で見てやってあげて下さい。
毒素を排出して体内の免疫力を自然に高めてくれるファスティング。
アレルギーにも涙やけにも効果があります。
もちろん、人間も宿便がドッサリ出て、頭の中がすっきり♪寝つきも寝起きも良くなります。
誘惑を断ち、わんちゃんと共に一度試してみるのもいいかもですね♪
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。
