子犬の育て方、悩み

子犬のいつから食べていいの?食事やおやつの疑問解決!

子犬のいつから食べていいの?食事やおやつの疑問解決!

子犬を飼い始めてからぶつかるいつから食べていいの?という疑問。
ドッグフードはいつまでふやかすの?おやつは食べさせてもいいの?
そんな疑問を解決していきたいと思います。

離乳はいつから始める?

生まれたばかりの子犬は消化器官も発達しておらず、またミルクは子犬にとって重要な栄養源となります。生まれてすぐに母親が飲ませる初乳には生まれたての子犬に母犬の免疫を移行させるので元気な子犬になるために大切なものになります。

哺乳期

子犬が成犬とじゃれる
子犬がミルクを飲んで過ごす時期です。
環境省が発行しております「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」では生後30日とされています。子犬は成犬の3倍ほどの栄養が必要といわれていますので、しっかりと母乳を飲ませてあげるようにしてください。

うまく母乳を飲めない等なにかしらの事情がある場合は哺乳瓶等を利用し、子犬用のミルクを飲ませるようにしてください。

離乳期

生後20日~60日ごろから離乳期が始まります。
このころからやわらかくしたフードを少しずつ与えていきます。

フードをやわらかくする理由としては

・未発達の消化器官の負担を減らす
・水分をしっかりとれる

などがあります。

この時期の消化器官はまだまだ未発達なので、硬いままのドライフードなどは消化に負担がかかります。またこれまでミルクでしっかりと水分をとっていたのに急にドライフードだけになると水分不足気味にもなります。

消化への負担軽減のためにフードを柔らかくするのであれば、

・ローフード
・生肉を使った手作り食

などもお勧めではないでしょうか?

ローフードは生のドッグフードで、生肉・内臓・砕いた生骨・発酵野菜・フルーツなどを使った総合栄養食です。生肉なので水分もたっぷりであり、ドライフードに比べて消化にも優しいです。

同様に生肉を使った手作り食も水分も多く、消化に優しくなります。

子犬が伸びをする

子犬のうちに生食・生肉を始めるメリットとしては、スムーズな消化や、高温加熱乾燥による変性されていないたんぱく質はスムーズにアミノ酸へと分解がされるため、未消化のたんぱく質に比べて腸内にもよい影響が考えられます。

腸内細菌のバランスが崩れるとビタミンの合成能力は低下し、もちろん栄養素の吸収力の低下、免疫力低下にもつながりますし、腸粘膜がただれてくると未分解のアミノ酸や化学物質等を余計に吸収してしまいます。未分解のアミノ酸(タンパク質)や化学物質はアレルギーやガンの原因となります。腸は健康の鏡です。

アレルギーの愛犬たちは胃腸障害、胃がただれていることが多いです。

子犬のうちからこのしっかりとした腸内環境を作るのは健康でアレルギーから遠ざかるのにも重要な要素となります。

成長期

子犬が抱っこされる

生後50日ごろから小型犬では10ヶ月ごろ、中型犬では1年ほど、大型犬では1年半ほどです。

この時期に差し掛かる頃合からフードをふやかすのを少しずつやめていきます。

注意すべき点は、成長期にはしっかりとたんぱく質や脂質などを摂取し、高栄養である必要があります。

ドライフードを主体とする場合でも低タンパクや低脂肪等のシニアフードや、なにかを制限しているような療法食はさけてください。
※病気等で制限が必要な場合もございます。

これっていつから食べさせてもいいの?

子犬が生のソーセージをもらう

あたしく子犬を迎えた飼い主様から沢山いただく質問です。

その中でも特に多いのが

・おやつ
・生肉
・生骨

圧倒的ともいえるのはおやつです。

おやつはいつから与えていいの?

子犬が犬用おやつの干し芋をもらう

おやつですが、別に無理に与えなくてもいいです。
とお答えしたいのはやまやまですが、やはり可愛いわが子が喜ぶ姿を見たいのが飼い主様であり、その姿を見ることこそが飼い主冥利に尽きるというものです。

まず子犬におやつを与える上で一番肝に銘じておいて欲しいことは

「おやつはあくまでもおやつで、主食ではない」

ということです。

どうしてもおやつというものは嗜好性が高く、欲しがる場合が多いです。
ついつい可愛くて与えすぎることで、大事な主食を食べないなんてことになることが多く、また癖づくことによりおやつは食べるけどドッグフードを食べてくれなくて・・・という相談に変ってしまいます。

おやつの目安としては食事の10%以内といわれますが、それでも多いくらいです。
とくに子犬の成長期のうちはおやつでカロリーを取るよりもしっかりと主食でカロリーをとって欲しいので、10%以内でなおかつできるだけ少量と考えていただくのがお勧めです。

離乳期を終えた時期で選ぶおやつは?

では具体的にどんなおやつなら与えてもよいか?
離乳期が終えてフードをふやかさなくなる3ヶ月くらいから

ボーロ・クッキー・フルーツ

などの素朴なおやつであれば与えていただいてかまいません。
まだ消化器官が未発達な時期には硬いガムやジャーキーなど負担にかかるおやつは与えないようにしてください。

前項でもお話させていただいたようにこの時期の負担のかかる未消化のたんぱく源は腸内環境の悪化、それにともなうアレルギーの原因につながりますので注意してください。

ジャーキ・ガム・硬いおやつはいつから?

愛犬たちが大好きなジャーキーやガムなどは7ヶ月~8ヶ月ごろからにしてください。

ただできるだけ、ガムなどは飼い主様が見ている前で与えるようにしてください。

特に初めてガムやジャーキなどの硬くて大きさのあるおやつをもらったときは喜びから興奮して飲み込んでしまうなどの危険性があるので、しっかりと目の届く範囲で与えたり少し大きなものは手に持って与えるなどして下さい。

子犬時期のおやつの考え方

かわいいから、欲しがるから与えるのではなく、タイミングやおやつがもつメリットやデメリットを把握しながら与えてください。

おやつを与えるメリットはしつけなどほめるときに役立ちます。デメリットは嗜好性が高いゆえにフードを食べなくなるなどの偏食や肥満などの原因へつながります。

また欲しがったら与えるなどのダラダラした与え方はしつけの際のおやつなどの効果を落としてしまうため、トイレトレーニングなどで成功したら与えるなどタイミングをしっかりと決めて与えてください。

ただ成功のたびに与え続けるのは色々なことにおいておやつがないとやらないになってしまう可能性があるため、最終的にはおやつではなく飼い主様が声をかけてなでてあげるなどで喜びを感じるようにしてください。

生肉はいつから与えていいの?

子犬が手作り食を食べる

前項でも記載させていただきましたがお勧めは離乳が始まれば与えていただいてよいです。
むしろそれがお勧めです。

胃腸への負担が少ない自然な食事であり、現代のドライフード社会においての水分不足気味を解決するのにピッタリなのがこの生肉です。

消化吸収に優れているため、腸内へもいい影響があり、酸化していない新鮮なたんぱく質・脂質は愛犬の皮膚・被毛の健康にとっても非常に優れています。

もちろん生肉に対する不安も多いと思いますので、一度この愛犬にとって生肉がどう重要なのかを読んでいただくのもお勧めです。

生骨はいつから与えていいの?

子犬が生骨を食べる

愛犬の乳歯が生え変わるのが4~6ヶ月ごろになりますので、その頃から与えていただいて大丈夫です。

生骨ときくと、よく鶏の骨は鋭く裂けて刺さるから危険等聞くこともあると思いますが、それは加熱した骨になります。

生骨は鋭く裂けることもなく砕けますので刺さる心配などはございません。

生骨は天然のハブラシともよばれ、しっかり噛む事で口臭の原因となる歯垢や歯石の沈着を軽減してくれます。

またミネラルも豊富で栄養価が高いのも魅力的です。

離乳や成長期にお勧めのフードやおやつをご紹介

生肉は、最強の栄養食品

生肉には酵素・乳酸菌・良質な脂肪が豊富で、消化が良くて、栄養満点。
愛犬、愛猫にとって、良質なたんぱく質なので、肝臓、腎臓にも優しい♪

○生のまま
○軽くボイル

馬肉ミンチスターター
1番人気!トッピングや手作り食に!

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馬肉・鶏ネック骨ごとミンチ・エゾ鹿。
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愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修

株式会社帝塚山ハウンドカム
代表取締役 川瀬 隆庸

  • 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
  • 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
  • ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
  • 小動物栄養管理士認定
  • D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
  • 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
  • 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了

愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。

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