ドッグフードにも使われることがあり、また愛犬のおやつとしても人気があるさつまいも。今回はこのさつまいもの魅力と栄養についてお話させていただきます。
さつまいもは血糖値が上がりにくい
さつまいもは糖質が多く含まれていますが、血糖値が上がりにくい低GI値が特徴の食材です。
GI値とは食事をした後に、どれくらい血糖値が上昇するかを示す値です。
低いGI値の食品は穏やかに糖が吸収され、インスリンの分泌も穏やかにされます。
さつまいもの栄養
さつまいもは糖質を多く含み、またビタミンC、食物繊維、ヤラピン、カリウム、ビタミンEなどの栄養が含まれています。
・ビタミンC
酸化から体を守る抗酸化作用があり、この他にも鉄の吸収を促し、各種酵素の応援、などがあります。
また、コラーゲンの形成にビタミンCが必要です。
通常ビタミンCは加熱すると壊れてしまいますが、さつまいもの場合デンプン質に包まれているため、壊れにくい性質があり、
このビタミンCは体内で合成できる動物とできない動物がいます。
私達人間は体内でビタミンCを合成できませんが、愛犬愛猫たちは体内でビタミンCを合成できます。
・食物繊維
水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維があり
主な働きとしてお腹の健康を維持してくれる働きがあり、また食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれるなどの働きをしてくれます。
・ヤラピン
さつまいもに含まれる成分で、腸の健康を維持し便を柔らかくすると言われています。
・ビタミンB1
糖質をエネルギーに変えるときに必要な栄養素。
ビタミンB1が不足すると、疲労感をや筋力の低下などを引き起こす可能性があります。
・ビタミンE
抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミン。脂質の酸化を防ぎ、細胞膜の維持に役立ちます。
・カリウム
ナトリウムとバランスを取りながら、体液の浸透圧を調節する働きがあり、また余分なナトリウムを体外に排出する働きがあります。
紫芋
さつまいもには中が紫色をしている紫芋と呼ばれる品種があります。
紫芋の味は通常のさつまいもよりもあっさりとし、甘みが少ないものとなっています。
この紫芋の特徴である紫色は、アントシアニンというポリフェノールの一種である色素が豊富に含まれている為です。
アントシアニンは目の健康を維持することや目の疲れなどに良い栄養素として知られており、
目のサプリメントなどに良く使われています。
紫芋にはこのアントシアニンに加え、通常のさつまいもの成分のビタミンCや食物繊維なども含まれています。
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。