お家で愛犬をシャンプーするとかなり労力を使います。
そんな大変と思いがちな自宅でのシャンプーのコツを、当店のプロのトリマーがわんちゃんが嫌がらないポイントを押さえつつお伝えいたします。
目次
1.ブラッシング
シャンプー前にしっかり抜け毛やもつれ、又、細かなゴミやほこりを取り除いていきましょう!
この下準備は、シャンプー後の仕上がり感に影響してきます。
ポイント
顔の汚れ(目の下など)が気になる場合はここでその部分だけ濡らしてシャンプー剤をつけおきのようにつけておきましょう。
2.しっかり被毛を濡らす
シャンプー剤を付ける前のお湯での予洗いもとても重要。表面だけを濡らしても、被毛の奥まで流せず、皮膚や被毛の奥の汚れは落ちません。
シャワーヘッドを皮膚に押し当てながら、しっかり片手で被毛を皮膚に押し当てるようにしてお湯をらせます。
ポイント
お湯の温度は体温と同じ38度くらいがベスト!!
お顔の汚れが気になる子もわんポイントを参考に地肌までしっかり濡らしてあげると汚れやニオイも取れます。
3.いよいよシャンプー
汚れがひどい場合は、2度洗いします。1回目のシャンプーは、ざっと表面の汚れを落とす感触で短時間で洗います。サッとすすいだ後、2度目のシャンプーでしっかり洗い上げます。
ポイント
指先(指の腹)だけを使いマッサージする感覚で洗いましょう。
足先、前胸の下、お尻等汚れが残ってないか確認します。
4.そしてリンス
リンス剤はしっかり洗い流すようにしてください。
リンス剤はお湯で薄めて使うようにしましょう。地肌まですすいであげるのが良いです。
ポイント
リンスは静電気防止、汚れ防止のためにも必ずしてあげましょう。
5.タオルドライ
しっかり被毛をもんで水分を落とします。その後、タオルでしっかり拭きます。プロトリマーはこのタオルドライにしっかりと時間をかけます。
ポイント
わんちゃんの耳に息を吹き、「ブルブル」をさせます。水分が飛ばなくなったらOK!
6.ドライング
被毛の奥のほうに風を吹き込み根元から乾かしていきます。
※低温やけどに注意
○皮膚にドライヤーを近づけすぎない!
○同じ場所に風をあて続けない!
ポイント
始めは全身にまんべんなく風を送り込み、手で被毛をさばきながら、ざっと水分を飛ばします。(この時、ピンブラシなど大きな目のブラシを入れながらさばくとベスト)
○その後、スリッカー(目の細かいブラシ)でしっかり乾かしていきます。
7.仕上げ
乾いたら最後にコームでもつれや死毛、乾き残しはないか確認して終了です!
知っ得わんぽいんと
ワンちゃん、猫ちゃんは顔を濡らされることを嫌います。
お尻→背中→足→前胸→お腹と進み、顔は一番最後にすすぎます。
顔を濡らしてしまうと、すぐにブルブルしてしまうので、シャンプーをしているときなどは、シャンプーが目に入ってしまいます。
顔には直接シャワーからのお湯をかけずカランから手でお湯を受けて、あごに片方の手を添えゆっくりかけてあげましょう。
顔に水をかけられるのを嫌うわんちゃんにはスポンジを使って濡らしてあげるのも手です。
わんちゃん・ねこちゃんにとってシャンプーはストレスがかかるものです。なるべく時短で頻度も少なくしてあげましょう。
シャンプーは泡立ててから。素早く汚れを落とし、すすぐ時間も短くできます。
リンスは必ずしてあげましょう。
短毛種であればリンス不要と思いがちですが、リンスは被毛をコーティングする大事な役目をしています。
毛を痛めないので、次までのシャンプーの期間をあけられてどちらにとっても負担が少なくなります♪
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。