01いつもの食事やおやつ
犬の下痢でいちばん多い原因です。フードの変更や食べ過ぎ、消化の悪い食べ物の与えすぎなどによって下痢を起こすことがあります。
いつものおやつに、加熱乾燥されたジャーキーなどをあげていませんか?慢性的な下痢の場合、普段の消化に悪い食事が原因の可能性もあります。特に老犬の場合は、食事による消化不良が原因の下痢が多く見られます。
02ストレス
普段と違う環境に置かれることや運動不足がストレスとなり、下痢になる場合があります。また、ストレスが原因で、白い泡状の胃液を吐き出すこともあります。
ストレスのない生活をさせてあげる為に、普段から十分なコミュニケーションと、散歩などの運動をしっかりとさせてあげましょう。
03ウイルスや細菌
パルボウイルス、コロナウイルス、犬ジステンパーウイルスなどのウイルス感染が原因の場合は、激しい下痢や嘔吐の症状が見られます。
04寄生虫
回虫や条虫などの寄生虫による炎症や出血などで下痢が引き起こされている可能性があります。
05病気
下痢の症状がひどい、頻繁に下痢を繰り返すなど原因がはっきりしないまま下痢の症状が続く場合には、病気が原因となっている可能性もあります。膵炎や炎症性腸疾患、消化器系の腫瘍、肝疾患などが考えられます。
急な下痢・嘔吐・発熱・腹痛などの症状がでてきたら急性膵炎の可能性が高いです。 ご飯を食べなくなったり、黄色い液体のような便や血便が出ることもあります。
01突発的な下痢には...
1日程度の絶食
下痢が長く続いていたり、ぐったりしている場合を除き、比較的元気な場合はご飯を抜いて様子を見ることもお勧めです。下痢をしている時、胃腸は敏感になっているため、休ませてその機能を回復させるためです。また、胃腸を休めてあげるのはもちろんですが、絶食はデトックス効果もあり、毒素が抜けます。
なんらかの菌の感染で下痢をしている場合は、下痢止めの薬で下痢を止めずに全て出し切ってしまった方が治りが早いです。下痢止めを使用すると菌が体内に残ってしまう原因となります。
その後、いつも通り元気で食欲もある場合は消化に良い食事を少しづつ与えてあげましょう。脂肪分が少なく消化されやすい雑炊や、鶏ささみや胸肉、白身魚などがおすすめです。
02慢性的な下痢には...
消化に良い食事と適量の食物繊維
消化不良の愛犬にはもちろん、消化不良ではない愛犬にもお勧めです。消化の良い食事は消化器官への負担が少なく、栄養の吸収も十分にされます。また、消化の良い食事は便の量が少なくなり、健康な便を保ちやすくなります。さらに適度な食物繊維を摂取することで腸内の健康を維持し、便をしっかり固めてくれるのに役立ちます。
03下痢の時は...
脱水に注意こまめな水分補給
水分が健康な状態よりも余分に出されているため、脱水症状になる危険があります。脱水にならないように水やスープなどで水分をこまめに与えてあげましょう。
011〜2日様子を見てもいい下痢
・下痢の頻度が少なく、嘔吐もない場合
・元気や食欲はいつも通りある場合
・最近ドッグフードを替えた、普段を違うものを食べたなどの原因の場合
・環境の変化によるストレスでの下痢の場合
・急な下痢で肛門付近が切れて便に鮮血が混ざっている場合(急性の大腸炎で下痢をして血便が出ることはよくあります)
・ゼリー状の粘膜便が出ている場合は、一過性の場合が多いです
02病院に行った方が良い下痢
・3日以上続く下痢(ウイルス性の感染や慢性腸炎の可能性があります)
・嘔吐や発熱など、下痢以外の症状がある(胃腸炎や膵炎の可能性があります)
・いつもより明らかに黒い色の便が出た(胃腸炎や胃潰瘍など胃や小腸から出血している可能性があります)
・ゼリー状の粘膜便が出ている場合でも、3日以上続く場合は病気が原因の可能性があるため、病院へ行きましょう。
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