「私とコゲ」
私が中学生の頃、家にいた猫
しっぽの短い雄の黒猫で名前が「コゲ」でした。
とても人懐っこく、くいしんぼうで、電話で誰かと話していると目の前に座り
自分に話しかけられていると思っているのか、ご機嫌の顔で見つめ返しながら
「げ、げ、げ」と「返事」をしてくれました。
ちょっと撫でるだけでも「げ、げ、げ」と声を出して喜び、にっこり。
よくしゃべる、よく甘える、油断するとすぐ食べ物を取ろうとする子で
美味しいものをもらった時は必至でかぶりついていました。
（そういう時撫でようとすると小さな唸り声をあげていました）
抵抗力が弱かったのか、喧嘩でけがをした後が膿んでしまい、手術を2回。
にぎやかで元気な子なのに体が弱かったです。
同居猫のキジトラの子と合わせて2頭でしたが、とても仲良くしてくれて、
よく仲良くくっついて寝ていました。
そんなコゲでしたが年をとってくると口内炎になってしまい、ご飯を食べる
ときにとびあがり痛がってしまうようになりました。
病院に連れて行きお薬を飲ませたりしましたが治るという事はなく、
いつも痛がりながらもご飯を食べていてとてもかわいそうでした。
コゲは痛い思いもしながらも食べ続けてくれましたが、猫によっては
食欲自体も無くなってしまう子も居るそうです。
今でこそ、インターネットなどの知識でそういった時にはどうしたら
いいかなど、様々な選択があるのだと知ることが出来ますが
当時は一般家庭にはPCがないのが普通で、インターネットも普及していない
時代でした。
コゲは年をとり、亡くなりましたが、猫がもっと気持ちよく最期まで
生きてもらうために何ができるのかを考えるようになっていきました。
その後、現在一緒に暮らしている子と出会いましたが、コゲの経験が
あったので歯石ケアのフードを混ぜてあげるようになりました。
他にもストレスを軽減することでより健康で長生きに繋がると思い、
猫の気持ちのわかる本や、猫もみマッサージの本などを買って読み、
一緒に過ごす時間や遊ぶ時間を意識的に持ち、愛猫がより
気持ちよく暮らせるようにと心がけるようになりました。
そうしてるうちに、猫はとても表情が豊かな事に気が付きました。
怖いや嬉しい、興味を持った顔、眠そうな顔など、すぐ顔や全身に気持ちが出ます。
ハウンドカムに来てからは自分の家の愛猫だけでなく、ワンちゃんたちとも接する機会が
増え、愛犬の食事や健康についての勉強をし、色々と理解することができてきました。
飼い主様の真剣に愛犬の事を想う気持ちや、何かしてあげたいという想いに
少しでもお役にたてればと思います。
