「私とこまめ」
わんこは、わたしが産まれる前から常に我が家に居ました。
わたしの最初の愛犬は、お顔だけに模様がある心優しい雑種の女の子の “メリー”、
次は、もふもふでのんびり屋の穏やかなペキニーズの男の子の“もんた”、
そして、寒がりで甘えん坊のチワワの女の子の“すみれ”、
そのあと不思議ちゃんでマイペースなシーズーの女の子の“ベッティ”
両親、特に父がわんこ好きで、突然 我が家に愛犬がやってくるのです。
ベッティが我が家に居る間に父は病気で他界し、その数年後にベッティも虹の橋を渡りました。
「死ぬのを見るのがつらいから、もう犬を飼うのはやめよう」と母と決意し、一生、犬を飼わないと決めたので、
今まで持っていた犬への関心をゼロにするため、犬に関するモノには興味を示さないよう、道で犬を見かけても目を向けないようにしていました。
その甲斐有って、これまでいつも愛犬の存在が当たり前だったわたしでしたが、犬への関心がかなり薄くなりました。
そんな中、母も病気で他界し、さみしさをまぎらわすために無意識に見てしまうのが、おさんぽ中のわんこの姿やテレビなどのわんこの画像でした。
見ている間は、さみしさが癒されるので、加速してどんどんかわいいわんこの画像や動画をスマホで検索しました。
わんこの画像などをいろいろ見ているうちに、ふと目を奪われたのが、
ゴマフアザラシの赤ちゃんみたいな白いペキニーズの赤ちゃんが大あくびする画像。
その日から白いペキニーズ画像や動画を1日に何度も検索するようになり、
そのうち「こんな子がそばに居たら。。」と考えるようになり、気づくと近辺のブリーダー、入手法などを調べるようになっていました。
そんなある日、なんだか母に似ている白ペキニーズの女の子の赤ちゃんの画像を見つけ、
詳しく見てみると、なんと近所のペットショップで、しかも母のお葬式の日に産まれた子でした。
もう「これは運命だっ」と、着々とケージやベッドなど準備して、白ペキニーズの赤ちゃんをお迎えに行きました。
その子が今一緒に居る“こまめ”です。
生後2ヶ月半位でお迎えしたのですが、くしゃみをする事、ゲップやおならをする事など、当たり前な事でも改めていろんなことが新鮮だったり、
そんなこんな毎日が本当に楽しくて、再び愛犬との生活をおくることに大きなしあわせを感じています。
一度はわんことの生活は絶対しないと決意をしましたが、やっぱり愛犬と一緒に暮らすっていいもんだなぁと思います。