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トレーナー岡田弥生先生のトレーニング通信・トレーニングをする前のアドバイスについてご紹介。
犬を飼う前に思い描いた犬との生活と、 飼ってみて現実とのギャップに驚かれる方も多いと思います。 困っている行動を「こんな風になってほしい」という行動へ 前回お話した学習方法を使って犬に教えていきましょう。
問題行動のほとんどは嫌なことがなくなっているから
ブラッシングや爪切りの時に噛んだり暴れる、インターホンや散歩中に吠えるなどの 行動は学習パターン2の「犬にとって嫌なことがなくなる」ことから学習していきます。 学習パターン2 [行動]⇒[犬にとって嫌なことなくなる]⇒[行動の頻度:増] ◆ブラッシング・爪切りをする場合 [噛む・暴れる]⇒[ブラッシング・爪切りをやめてもらえた]⇒[噛む・暴れる頻度:増] ◆インターホン(来客)・散歩中犬と出会う場合 [吠える]⇒[来客がどこかへ行ってくれた・犬がどこかへ行ってくれた]⇒[吠える頻度:増] この学習パターンを続けてしまっているうちは噛んだり暴れたり、吠える行動は なおりません。 ただ、ブラッシングや爪切りケアを噛まれてもやり続けたり、散歩中に出会った 犬に吠え止むまでその場にいてもらうのはほぼ不可能です。 その時、学習パターン1の、犬にとって良い結果が起こりボディケアを受け入れ、 じっとする行動と吠え止む行動を増やしていきます。
良い結果で望ましい行動に導く
学習パターン1 [行動]⇒[犬にとっていいことが起こる]⇒[行動の頻度:増] [ブラッシング・爪切りをする]⇒[噛む・暴れる]⇒[☓]これを続けてはダメ おやつやおもちゃを使って⇒[少しの間じっとする]⇒[おやつもらえる・遊んでもらえる]⇒[じっとする頻度:増] 注)おやつやおもちゃを使っても最初から長い時間しようとすると また噛む・暴れる行動が出てくるので、犬の無理のない短い時間から 少しずつ時間を伸ばしていって下さい。 [吠える場合] [インターホン・散歩中犬に会う]⇒[吠える]⇒[☓]これを続けてはダメ おやつやおもちゃを使って⇒[吠えない]⇒[おやつもらえる・遊んでもらえる]⇒[吠えない頻度:増] 注)吠える犬は来客者や他犬が怖くてどこかへ行ってほしいから 吠えてしまっている子がほとんどです。 最初から来客者が大勢だったり、犬に近付きすぎると怖がりすぎて おやつやおもちゃも欲しくない、食べられないということもありますので 距離を離してから少しずつ距離を近付けていって下さい。 犬にとって良い結果があり、望ましい行動の頻度を増やす学習方法は トレーニングの様々な時に使います。 次回はその学習方法を使ってトレーニングで一番大切なアイコンタクトについて お話しします。
愛犬のトレーニング情報、「トレーニングをする前のアドバイス」についてご紹介しております。