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トレーナー岡田弥生先生のトレーニング通信・困った問題・トイレのしつけ編についてご紹介。
トイレのしつけは子犬を飼い始めた飼い主さんなら誰もが 最初にぶつかる問題であり、「トイレをなかなか覚えてくれない・・・」と 悩まれている飼い主さんもたくさんおられます。 犬がトイレの失敗をしないように計画的にトイレトレーニングしていきましょう!!
トイレトレーニングの基本
犬にとって決められた場所で排泄しなければいけないという ことを理解するのは難しく、生理現象である排泄を叱られると とてもストレスを感じるものです。 犬がトイレを覚えないからと叱らないように、1日も早く 覚えてもらうためにも犬をよく観察することが大切です。 ◯トイレトレーニング 1.分かりやすい場所にトイレを置き、犬が失敗しないように 行動範囲を決めましょう。 トイレは飼い主さんと犬が一番長い間過ごすリビングなどに 置きましょう。 そして、トイレを覚えるまで犬が自由に動き回れるのは この部屋だけにします。 離れた場所に行ってしまい、犬を観察できず失敗するのを 防ぐためです。 犬を見ておけない時はサークルなどを利用して、その中に ペットシーツを敷いておいても良いでしょう。 2.犬をよく観察する 犬がくんくんニオイを嗅いで部屋の隅っこに行ったり、 くるくる回りながらお尻を床にくっつけるような格好をしたら 「まって!」と声をかけ、素早くトイレに連れて行って やさしく排泄を促します。 その時、抱いて連れて行くより自分で歩いてトイレまで 行くように誘導したほうが自分からトイレに行くことを 早く覚えてくれます。 叱られて誤解して犬が排泄をやめてしまわないように さりげなくトイレに誘導して上手にトイレで排泄できたら 褒めて好物のおやつをあげましょう。 3.犬の排泄のタイミングを見計らってトイレに連れて行きましょう。 目を覚ました時や食事や水を飲んだあと、元気いっぱい遊んだあとなどは 犬が特に排泄する時です。 また、お出かけや散歩から帰ったあと、他の部屋から戻ってきた時などに する場合もあります。 生後2ヶ月ぐらいの子犬であれば昼間は1時間おきぐらいに排泄しますので、 タイミングを見計らってトイレに連れていき、失敗させないようにしましょう。
間違った場所で排泄してしまったら
犬が間違った場所で排泄してしまったら、それは犬の失敗ではなく 飼い主さんのミスです。 きちんと観察してなかったことや、タイミングを外したことを反省し、 犬には何も言わず片付けて下さい。 特に、ニオイが残っているとそこにまた排泄する可能性があるので ニオイはしっかり消すようにします。 繰り返し同じ場所で失敗する場合、ニオイが残ってしまっているか、 「この場所はトイレ!!」と犬が思ってしまっていることがあるので 、その場所にトイレを置いてしまうのも一つの手です。 ※何度もタイミングを外して失敗してしまい、 トイレをなかなか覚えてくれない場合・・・ 絶対に失敗しない方法が1つだけあります。 それは、犬の行動する範囲全てをトイレにしてしまうことです。 犬を置いておく場所を柵やサークルで決めたら、その全てに ペットシーツを敷きます。 最初は犬の動き回れる範囲全てがトイレですが、そのうち犬が好んで排泄する場所を トイレと決めてその場所にした時だけ褒めて好物をあげます。 違う場所でトイレをした時には何も言わずに片付けます。 他の場所でトイレをしなくなってきたら、少しずつペットシーツを敷く範囲を狭くして 最終的にトイレと決めた場所だけにします。 ◯間違ったトイレトレーニング 1.トイレ以外の場所で犬が排泄してしまった時 その場所に鼻をくっつけニオイを嗅がせて叱る 昔からよく言われてきたこの方法で、多くの人が 失敗しています。 この方法では多くの犬が排泄そのものを叱られた のだと勘違いし、飼い主さんの目の届かないソファの 後ろなどでコソコソと排泄するようになってしまいます。 そして、飼い主さんの見ている間は叱られることを恐れて 排泄を我慢するようになってしまいます。 2.トイレ以外の場所で排泄したときすぐにトイレに連れていき 「おしっこはここでしないさい!」と説教する 飼い主さんの感情としては分かりますが、トイレをお仕置きの場所と 思うようになり怖い場所嫌な印象のある場所で犬は排泄しないので ますますトイレを覚えなくなります。 トイレトレーニングは観察と計画性です。 子犬の場合は家に迎え入れられた時から成犬で、トイレをまだ覚えていない 場合には、一からトイレトレーニングをやり直す気持ちで根気よく教えて行きましょう!
愛犬のトレーニング情報、「困った問題・トイレのしつけ編」についてご紹介しております。