PAGE TOP
カートを見る
トレーナー岡田弥生先生のトレーニング通信・困った問題・口にしたものを離さない編についてご紹介。
前回のイタズラ、盗み食いの困った問題の時に、イタズラをされて困るものは 犬の届かない所へ!予防が第一!ということをお話させてもらいましたが、 口に入れたものを出させようとしたら逃げてしまう、攻撃的になる問題について お話致します。
◯対処方法 その1 必死になりすぎない
一番大切なことは、飼い主さんが口に入れた物を出させるために 必死になりすぎないことです。 ものの奪い合いで追いかけっこゲームになってしまったり、犬と対決になり 奪うことに失敗すると犬は飼い主さんに勝ったと感じるようになります。 そして、いったん口に入れたものは自分の物と思うようになり、奪い取ろうとする 飼い主さんの手を攻撃するようになってしまいます。 犬に勝つこと以上に大切なのは、対決しなければならない状況を作らない ことと、犬にとって危険なものでなければある程度許してあげる心の余裕も 必要かもしれません。
◯対処方法 その2 緊急時はおやつやボールと交換
万が一、犬にとって危険なものを口にしてしまった場合は、奪い合いの 対決にならないように取り上げることが大事です。 例えば、特別大好物のおやつを普段はあげず、食べて困るものを口に 入れた時にだけそれと交換する方法などでも良いでしょう。 ただし、これを繰り替えし行い過ぎると、大好物のおやつ欲しさに 食べて困るものを口に入れるようになる場合があるので、頻繁に使わないように 緊急時の対処方法として使って下さい。
◯対処方法 その3 欲求を満たす
咬むおもちゃや、咬んでもよいものを与えて、咬みたいという本能を 満たしてあげることによって、食べて困るものを咬みたくなる衝動を 減らすことができます。 咬むものを与えているのに、それを咬まないというのは、咬むものを 与えたことになりません。 犬の気になるものを探したり、おやつを中に入れることができるゴムの おもちゃ(コングやビジーバディなど)を使われることもおすすめです。
◯対処方法 その4 トレーニング
おやつやボールと交換、欲求を満たしてあげることと同時に、 日頃から口にしたものを飼い主さんに渡すようにトレーニング しておきましょう。 ボール遊びなどを通して「アウト」「ちょーだい」などの号令でくわえている ものを離したらしっかりほめて飼い主さんに喜んで渡してくれるようにしていきましょう。
愛犬のトレーニング情報、「困った問題・口にしたものを離さない編」についてご紹介しております。