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トレーナー岡田弥生先生のトレーニング通信・犬の遊びについてご紹介。
飼い主さんから「私がお散歩や食事の世話をしているのになぜか娘に一番懐いている」という話を聞くことはありませんか? 犬は私達が考えている以上に知的ですし、楽しく遊んでくれる大好きな人の言うことを聞こうと思います。 犬と信頼関係を築き、うまくしつけるコツは遊びの中にもあります。
遊びをさせる目的
○遊びの必要性 私達の家族の一員として暮らす家庭犬は野生の犬とは違い自分の力で獲物を捕え、食料を確保する必要はありません。 しかし、狩りの本能とそのエネルギーだけはしっかりと残っています。 獲物を捕えて食べるという本能を消し去ることはできませんので、現在の家庭犬は生きていくために必要なあり余るエネルギーの使い道がない状態です。 そして、あり余ったエネルギーをそのままにしておくと物を壊したり、吠えたりといった困った問題の原因になります。 ○遊びの内容 ウサギやネズミなどの小動物に似た動きをするものには敏感に反応して追いかけたり捕えようとして狩猟本能を刺激します。 ボールやおもちゃを投げて「もってこい」をさせるのはとても良い運動になります。 また、物をかじるのも大好きなので、大切なものを咬んで壊される前に咬むためのおもちゃを与えましょう。 遊ぶことに興味のなくなった老犬は特に特に遊ぶ時間を作らなくても問題を起こすことはないかもしれませんが、逆に少しでも活発に生活するため、ボケ防止のためにも遊びを続けることは大切です。 遊ぶことは、犬が犬らしく生きるために必要な心の栄養のようなものかもしれません
さまざまなおもちゃと遊び方
◯もってこいができるおもちゃ ・ボールやキューキュー鳴るおもちゃ ・ぬいぐるみ ・コットンロープ 本能を刺激する「もってこい」をさせるのに最適なおもちゃです。 おもちゃを与えっぱなしにするとすぐに飽きてしまうので、おもちゃを犬に渡して勝手に遊ばせるのではなく、飼い主さんも一緒に楽しそうに遊んで下さい。 また、最後に飼い主さんが遊びの終わりを決めておもちゃを取り上げることは、飼い主さんがリーダーであることを認識させることにも役立ちます。 ◯おやつやフードを入れることができるおもちゃ おもちゃの中におやつやフードを詰め込んでおくと、犬は一生懸命それを取ろうとします。 食器に入れて与えるとあっという間になくなるフードも、こうして与えればお留守番の時の良い暇つぶしになります。 犬の退屈しのぎ、ストレス発散にとても役立ちます。 (注意) 市販されているおもちゃの多くは安全性が考慮されていますが、遊び方によっては事故につながることもあります。 特に、食べ物以外のものを飲み込むクセがある犬は、おもちゃを飲み込んで消化管に詰まらせてしまわないように、簡単に飲み込める小さいサイズのおもちゃは使わないようにしましょう。 また、大きいサイズのおもちゃでも咬みちぎって飲み込んでしまうことがあるので、十分注意しましょう。
家の中でできる遊び
・もってこい ・引っ張りっこ ・かくれんぼ ・おいでゲーム ・トリックを教える ・フード探し 天候や様々な事情で、どうしても散歩に行けなかったり、お散歩の時間が短くなってしまう日もあると思います。 イライラして吠えたり、とんでもないイタズラを始める前に家の中で遊んであげましょう。
愛犬のトレーニング情報、「犬の遊び」についてご紹介しております。