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川瀬 隆庸の健康通信・シニア犬の筋力低下&骨折予防
動物にとって太陽の恵みは計り知れない恩恵があります。 健康面でみると最も知られているのがビタミンDです。 ビタミンDがカルシウムの吸収率アップや筋力維持には大切な栄養素です。 ビタミンDは食べ物から体内に取り込まれる物と 太陽の光(紫外線)を浴びることで、皮膚の内部で 作られるものとがあり、体内のビタミンDを維持する ためには両方が重要です。 つまり、どちらか一方だけでは不足しがちで 外に散歩に連れだせない幼犬の時期に骨折か多かったり 散歩に行けなくなった老犬が、脚が弱るのが早いのも そのためではないでしょうか? サプリや食べ物からだけ多量に摂取しても不足すると言われています。 動物にとって、日光浴(お散歩)がいかに大切かを教えてくれています。 外飼いが多かった昔はビタミンD不足はまずありませんでしたが、 ペット達も高齢化が進むなか、色々な理由で外出しない 高齢犬が増えてきたことや、冬場の日照時間の少ない時期に 骨折が多いというデータもあります。 近年、ビタミンDが栄養学で注目され、数多くの研究が進むなか、 意外なことが色々と発見されてきています。 たとえば、高齢犬(猫)の中で血中ビタミンD濃度が不足症の 個体が1割以上はいること、血中濃度が低下すると筋肉の 衰えが目立つ事等です。 たとえ1日10分でも十分です。 積極的に外に連れ出してあげるよう心がけて頂きたいと思います。
愛犬の健康情報、「シニア犬の筋力低下&骨折予防」についてご紹介しております。